藁科組(甲東園芸術啓蒙委員会)

関西を中心に活動する音楽系Youtuber藁科組の活動報告ブログです、ぴっぱらり〜☆

藁科組#.3キュウリの声 & 売れないバンドマン、アイドルへ 裏話

ちょっと触らない間にガンガン動画上がってしまってますね、、、ブログ追いついてねえ。

 

こんばんは、藁科組組長藁科です。さて、今回は街ロケ最終回にして一番再生回数の少ない食レポ編。

 

 

www.youtube.com

 

 

や、ぼくTVってほとんど見ない(というか家にない)んですけど、やっぱり食レポっていうと大体ゴールデンタイムにチャンネル回せば一本はどこかでやってる印象ですね。

 

大の大人が口に入れたり出したり、擬似、、、いや、やめておきましょう、とにかく飯を食っては美味い〜! だのなんだの、くっだらないこのこの上ないあれです(お前が言うな)。

 

そう、カッコの中で突っ込んでしまいましたが、じゃあなんでそんなくだらないことにチャレンジしたのか。

 

ええ、そうです。ミュージシャンにとって必要不可欠な表現力を身につける訓練、そのためだったんですよね〜(キラキラ)。

 

お前はTVに親でも殺されたんか、という感じですが、えーどちらかというとですね、実家でまだ暮らしていた時の話なんですが、なぜか一家でぼくだけが父親に、見たいTV番組があればその理由と視聴時間を申告しなければいけない、という決まりがありまして(高校時代。小、中学校の時はまあ普通に見れたんじゃないかな、、、)。

 

どちらかというと親にTVを殺された、みたいな話なんですが、まあそれからTVってものに対して徹底的に拒絶反応があってですね、で、時代はまさにネット隆盛期、ぼくはしばらくの間2ちゃんねるから出てこなかった、と。

 

まあそういう切ない過去があるんですがそれは置いといて(重い)、食レポですよ食レポ!

 

今回ぼくが食ったのは鴨肉の上にチーズをのっけたもので、まあこれで不味かったら作ったやつはアニメキャラ確定レベルなんですが、ええ、異次元への扉が開くこともなくふっつーに美味かったです。予想以上に。

 

で、奥谷が食べたのが、、、ズリコン? 食ってるものまで卑猥だなこいつは。

 

f:id:haruichi_semon:20200326171653p:image

 

えーこれは、、、ズリをオリーブオイルで炒めたやつ、、、でしたっけ。すいません、最近記憶が、、、なんかむっちゃ酒飲んだ記憶だけはあるんすけどね。

 

f:id:haruichi_semon:20200326171706p:image

 

ケントが食べたのはペペたま。ペペロンチーノmeetsカルボナーラ的な食物ですね、これも不味いわけない、というかこれで不味いもの作ったらそいつは馬鹿なんですが、ケントのコメントもおそろしく馬鹿なんでまあ引き分けとしましょう(なにが?)。

 

f:id:haruichi_semon:20200326171718p:image

 

で、最後。若頭が食べたのがたばこ飯、、、ではなくキュウリっすね。(タバコ飯に関しては将太の寿司を読んでください)。

 

ぼく長い間キュウリだけは食べられなかったんですよね。

 

だって、キュウリって食べる方がキュウリから手に入れるよりもエネルギー使うらしいんですよ? ほんとはあれ鈴虫のエサなんですよ。昆虫ゼリーって食えるけど食わないでしょ? それと一緒なんです。

 

ちなみに最近ではキュウリも克服しました。これでいまのところぼくに食の弱点はありません。

 

食レポ編に関してはこんなところかな。次は問題の「長期企画!!"売れないバンドマン、アイドルへ!!"」、ですね。

 

www.youtube.com

 

え〜ついにやっちゃった感のある企画ですが、そもそもぼく人生で一番最初に買ったCDがTOKIOのシングルでして、、、知ってます? 「Oh! Heaven」っていう、「天国に一番近い男」っていうドラマのエンディングテーマだったんです。

 

このドラマは、主人公松岡演じる甘粕四郎と陣内演じるオジさん天使こと天童世死見が、神から与えられた命題を次々にクリアしていくという話で、ぼくの人生に多大な影響を及ぼしたドラマなんですよね。

 

https://www.nicovideo.jp/watch/sm15873362

 

公式がyoutubeに上がってないんで権利とかね、、、アレなんですが、ニコニコにあったんでリンクだけ貼っときます。まずは見てください。

 

 

 

見ました? ねえ、ちゃんと見ました? 見ましたよね。

 

 

 

 

、、、さいっこうじゃないですか? 

 

全員でビシっとスーツ着てサングラスかけてラインダンス、、、松岡が箒をエレキに見立てて弾くその隣にはロッカーズの陣内ですよ!?

窪塚はかっこよすぎるし、奥菜惠はウルトラキュート!!!

 

ミッシェルより先にスーツってもんのかっこよさを教えてくれたんですよ、彼らは!

 

あー今日はサングラスかけて外出しよ。

 

それとですね、この「Oh! Heaven」っつう曲の歌詞に

 

いつでもI'll be alright 天使は夜明けに来るから

 

という部分があるんですが、まだCDを買う前のぼくは

 

いつでもあてのない天使は夜明けに来るから

 

という風に勘違いしてまして、、、そうか。天使だってあてがないんだ。と。

 

ひっそりと天使と夜明けに寄り添う絵面を想像して感動したこの記憶が、自分になにかこう、、、詩情というものを目覚めさせたといっても過言じゃないと思ってるんですよね。

 

まあつまり、TOKIOによってぼくはロックと文学に目覚めたわけですよ。

 

とまあ、いつも通り話が脱線しましたが、まあぼくが子供の時はそれこそアイドル全盛期、モー娘。とかも出てきてね。ぼくはラブひなのカードを友達と交換してましたけど。

 

まあなんか、長期企画? ってことで無謀にもアイドルを目指てあまつさえ年末にはライブをやるだのなんだの奥谷くんが言い始めやがってですね、どうやらこの死に体(明日で32歳)に鞭打ってあらたな生き恥をさらしつつダンスを練習しなくちゃいけないらしいんですよね。マジかよ。

 

まあこっちはどうなるかお楽しみ、、、って感じで。ぬるうく、あたたかあく見守っていただけるとこれ幸いでございます。

 

というわけで次回ブログ更新は、なぜかやたらと再生回数が伸びてる寒中水泳編、これ全3回予定してるんで、それが終わったら書きます! 

 

それではみなさまお元気で。さよなら、さよなら。

藁科組#2.マサラタウン裏話 あるいは甲東園街ロケ

どうもこんばんは、藁科組組長の藁科です。

 

えっ藁科組ってなに? って? そんなにぼくに興味ないっすか? これこれ、ひとまず以下の記事からどうぞ。

 

www.haruichisemon.com

 

 

さて、今回は初の街ロケ! ということで、え〜引き続きモノクロームでイキった感じで撮影しておりますけども(今回のコンセプトはドキュメンタリー、つうことらしいです)、撮影場所はバードランドが位置している「甲東園」という駅です。

 

www.youtube.com

 

みなさまご存じですか甲東園? 阪急西宮北口から今津線という少々ローカル(怒られるかな、、、)な線で向かうこの駅、ちなみにぼくは名前は知ってはいたもののバードランドに通うまでは降りたことない駅でした。

 

 

 

なぜか仁川駅のお話

なんで知っていたかというと、この甲東園駅の次が「仁川」駅といって、そうです、阪神競馬場がある駅なんですね〜。

 

www.jra.go.jp

 

ぼくは二十歳過ぎから何年か、重賞だけでなく夏の小倉開催なんかも追っていたくらいには競馬場に通い詰めてたことがありまして(そういえば『競馬場に出かけよう』という曲も書いたくらいです。気に入ってる曲なのでいつかどこかで披露できれば)、しょっちゅう仁川駅に降り立ってはめちゃくちゃ馬券の上手い友人にいろいろ教えてもらって、ヤニのこびりついたみすぼらしいジジイや悪ぶりたいだけのクソガキ共と一緒に第四コーナーに夢を見たものです。

 

そのころぼくは週二回のコンビニ夜勤バイト+競馬だけで食いつないでいたのですが、当然そんな生活がいつまでも続くはずなくあえなく破綻。

 

それからは熱視線とラブコールを送りつつもなかなか競馬場に足を運べていないのですが、そもそも仁川駅の思い出は今回まったく関係ないんでこのへんで終わりにして、甲東園ですよ甲東園。

 

ようやく甲東園のお話、、、?

今回の動画にもありましたが(見ましたか? 見ましたよね!)、関関同立(関西大学・関西学院大学・同志社大学・立命館大学)という、まあいわゆる関西私立の難関四天王のうちの一つ、関西学院大学、通称「関学」のキャンパスが甲東園にはあるらしく、けっこう夜遅くまで学生たちで賑わっています。酒を飲んではぎゃあぎゃあと遅くまで騒ぎうっとおしいことこの上ありません。

 

あっしまった、本音と建前が逆だ!

 

ま、もちろんこれは冗談なのですが。

 

で、ですね、藁科組の三人、若頭、ケント、奥谷はなんとみんな関西学院大学出身! ということで、まさに学歴の無駄遣い、ザ・こうなってはいけない人たちの見本なんですね。

 

えっ、ぼく? ぼくは関関同立の下の、産近甲龍(京都産業大学・近畿大学・甲南大学・龍谷大学)、、、の下の、いわゆる摂神追桃と呼ばれている中の大学を出ましたあ。そうなんですう、わかるのは分数のかけ算までなんですう(ほんまに怒られるぞ)。

 

や、それにしても大学生活はほんと地獄でした。

 

ぼく完全にこじらせちゃってまして、常にウイスキーのポケット瓶を飲みながらブロンを飲みつつ俗世を睥睨し、図書館で一人アルトーやバロウズや夢野久作なんかを読んで、なにが書いてあるのかちんぷんかんぷん、まったく分からないにもかかわらず「おお、哀れなる衆愚よ。おれはいま彼らとはまったく違う次元に位置している人間なのだ」と、、、ああやめましょう、このままでは今日が命日になってしまいます。

 

 


裸のランチ (河出文庫)

 

 

っていうか学歴なんてほら、ぼくら、「組」だしい? もう関係ないわけですよ! 次、次の話!

 

「和」とKYU-KANBI

そういえばケントと奥谷が言っていた「和」という牛丼屋なんですが、結局この撮影のあと酔っ払ったぼくは一人で行きました。

 

これが妙に優しい味で(組分け帽子が食ったら間違いなく「ハッフルパフ!」って言います)美味かったです。

 

tabelog.com

 

なんか夜中の12時? 1時? とにかく遅くまでやってみるみたいですね。

 

大手牛丼チェーンに完全に無視されているローカル駅甲東園では非常に重宝される店なのではないでしょうか(やめとけ)。

 

さて。今回の街ロケ(というほどのものでもないですが)は次回の食レポとセットになっていましてですね、、、おそらく最近の関学の学生さんたちはみんなここで飲んでるんじゃないでしょうか、「洋風酒場KYU-ANBI」というお店にアポをとり、無事に撮影させてもらえることになりました。

 

tabelog.com

 

この「KYU-KANBI」は、関学出身の店長さん(イケメン)が仲間たちと立ち上げた居酒屋で、ぼくも個人的に何度か使わせてもらってます。

 

バードランドともよく一緒に企画をやっている「KYU-KANBI」なんですが、、、とにかく安い! ハッピー・アワー(19時まで? だっけ)はハイボール100円、そのあともドリンク・フード280円〜ということで、、、ほんなら肝心の味は? そしていったいどんなメニューが出てくるのかは、、、

 

次回公開される食レポ編を楽しみにしておいてください〜!(おっ、いい引きじゃないですか!?)

 

おまけ

f:id:haruichi_semon:20200312202314p:image

記念すべき奥谷からの初どつきツッコミ

 

藁科組#1.はじまり 裏話

www.youtube.com

 

えー、どうもこんばんは! 番組はご覧いただけましたでしょうか!

藁科組組長の藁科です!

 

、、、あのーすいません、これって、どうしても冒頭からスベらざるをえないですよね? どうしようもないですよね?

せやけどねえ。あれですよ、スベったスベったとやいやい言うのは簡単で、、、

 

 

実際にスベったやつだけがはじめて冬季オリンピックに出場することができるわけですよッッッ!!!

(開始速攻2スベりですおめでとうございます)。

 

 

さ。一見さんをダダスベりで何人かふるい落としたところでですね。

 

スタジオ・バードランド経由でこの動画を視聴した人の中には、いったい藁科組ってなんぞ? というかそもそも藁科って誰ぞ! っていうかまず藁科ってなんて読むんぞ!(ワラシナって読みます)と思っている方もいてはると思うんで、自己紹介も兼ねて今回の動画の補足説明的なことをつらつらと書いていきましょうかね。

 

、、、っちゅーかその前に一個いいですか? 

 

f:id:haruichi_semon:20200228185440j:image f:id:haruichi_semon:20200228185644j:image

 

 

ぼくのおそろしくかっこつけた真面目なツイートよりもYoutuberやりますのツイートの方がはるかに反応あるんですがこれっていったいどういうことなんでしょうか? これってトリビアになりますかね(古い)。

 

えっ、っていうかもしかして誰もぼくにロック求めてなかった? 自分だけ自分のことわかってなかった? 中学生の時にクラスのかわいい女の子にギャグしかけたらむちゃくちゃ笑ってくれたんでここぞとばかりに悪魔に取り憑かれたプーさん通称デビルプーさんとかいうクソギャグを連発してたら「いい加減ほんまにウザいねんけど。わからへんの?」って急に真顔で怒られた時ともしかしてぼくなにも変わってないですか?(その日から中島梓の『コミュニケーション不全症候群』がぼくのバイブルです)

 

 


コミュニケーション不全症候群

 

 

はっ、気づけば前置きがバカ長くなってしまった。本題に入ります。

 

 

 

藁科組ってなに?

 えーそもそも藁科組ってのはですね、ぼく、藁科が神戸にある某ライブハウスVARIT.でブッキング業務をやっていた時に出会った若手バンドマンたちが各々勝手に仲良くなって、自分たちのことを「俺たち藁科組」などとありがたいことに言い出しやがってくれて結成された、まあなんつーんですか、花見をしたり、海に行ったり、酒を飲んだり、忘年会で暴れたりするだけの集いです。

 

varit.jp

 

で、その藁科組の連中の何人かが、甲東園にあるスタジオ「バードランド」を乗っ取ったんですね。乗っ取ったのはいいんですが、なにせ素人の集まり。

 

いきなり経営難の壁にブチ当たってるわけですよ。

 

で、別に助けてあげる、とかそんなたいそうな話ではないんですが、ぼくがやっているバンドの練習をバードランドで毎週やっているうちに、なんとぼくらは気づけばバードランドの売り上げの10%近くを担う大株主になったわけです。

 

そんなわけで、もはやバードランドの経営は他人事ではなくなってしまい、こうして経営難を逃れてもっとたくさんの人にバードランドを知ってもらうための一大事業に巻き込まれてしまい、もっとも自分から遠いと思っていたYoutuberになってしまったわけです。おわかりいただけましたカナ? カナ?(当方躁鬱の気があり突如萌えキャラ化)

 

www.studiobirdland.jp

 

 

そもそも藁科って誰?

兵庫県伊丹市で高校まで育ち、同級生たちと結成した最初のバンド「THE BACK BEAT BRINGERS」でボーカル・ベースを担当。

 

最初のころは初期のベンジーに憧れて上裸だった。

 

あまり唄えないけど暴れる方のボーカル、として一部の、しかもなぜか野郎たちだけの支持を得て、ワンマンを四回行うなど順調にバンドを進めていくも唄える方のボーカルが逃走、結局そのバンドは解散してしまい、それからもバンドがもたらすその日限りの夢から覚められずデイ・ドリーム・ビリーバーとして様々なバンドを転々とする。

 

現在のバンドは僕が王様だったころ。

 

www.youtube.com

 

日本橋にある(今はもうないらしいが)某メイド喫茶から退店しようとしたところ、突如ファンタジー空間にまったく不釣り合いなバカでかいおっさんが入り口をふさぐ形で出現していたので「あの、、、あれって?」と聞いたところ「ん? 見えるん? 天使やで」と茶髪のメイドに言われ、あれ? これもしかして、、、と思っていると案の定コーヒーとフリスビーより薄いパンケーキだけで一万円ぼったくられたことがあります。

 

若頭って誰?

スタジオバードランドの経営者。バカ力名義でマジなのかギャグなのかわからない楽曲をつぎつぎと発表している。

 

www.youtube.com

 

やたらと声のでかいだけの無力なおっさんかと思われたが、実は元TVマンで、その時に培われた技術を駆使して動画編集を行う、この企画の要。アイデアマンでもある。

 

VARIT.で行われた忘年会ライブでアルコールの魔力により乱心していた藁科と仲良くなり、自ら若頭を名乗る。が、藁科よりも歳上なので本当はどう接すればいいのか、今日までまだ困り続けてます。

 

奥谷洸平(Kohei Okutani)って誰?

ナルシスト担当。

 

www.youtube.com

 

よく分からないくらい男前な顔と抜群のスタイルで音楽活動だけではなくモデルとしても活動、その上英語も流暢でシェイクスピアなど古典文学や詩学にも精通(下ネタではない)しているなど、もはやきょうびの漫画では設定盛りすぎて存在を疑われるレベル。

 

普段はアルコールの魔力に乱心している藁科を冷静に観察しているが、同じく酒に呑まれた時には、藁科よりもはるかに特大のホームランをぶちかますことがある。

 

谷村健斗って誰?

僕が王様だったころのギタリスト。

自身のバンドも現在立ち上げ中。

好きなものはノイズとシュルレアリスム。

アルコールの魔力に乱心している藁科の世話を焼かされている。

危険思想の持ち主。

違う国に生まれたら逮捕されてる。

オズの魔法使いでいうブリキの人形。

人間のこころを欲しがっている。

グラビアアイドルの小池栄子に似ている。

 

 

 

、、、えー、以上、レギュラーはこの4人でお送りします。が、他にもまだ組員はいるので、その紹介は彼らが登場した時にでも。

あ、ちなみに組員募集中です。warasheena@gmail.comまでメールください。

 

なにをしていくの?

えー、実はいろいろと企画会議をしましてですね、すでに30個ほど企画は上がってます。

ただ、せっかくミュージシャンたちが集まっているので、すべての企画はバンド活動になにかしら通じる形を取っています。。。と、いう建前があります。

 

ちなみに今回の放送で言っていた「将太の寿司」っていうのは「演じてみよう! 将太の寿司」という企画で、その名の通り、あまりにろくでもないやつらばかりが次々に登場することで有名な漫画『将太の寿司』を(いい歳して定職にもつかずにプラプラしているろくでもない男たちで)真剣に演じてみよう! というまったくもってよく分からない企画です。

 

togetter.com

 

で、ですね。

こんな企画をやってほしい、というリクエストも随時受け付けております。

そちらもwarasheena@gmail.comまで「企画リクエスト」というタイトルでメールくださいませ。

 

ほんで、なんでこんなことを始めるのか、ってことなんですけど、まあバードランドの経営云々っつーのも少し建前で、ほんま、面白いこと考えたり、いい音楽やってるやつらって身の周りにたくさんいるんですよね。

 

でも、一人一人の発信力ってやっぱり限界がある。

 

それなら毛利元就三本の矢方式でですね、みんなで協力して自分たちを売り込んでいこうじゃないかと。

 

なので、たくさん視聴してもらえればその分動画の更新ペースも上がっていきます。

、、、大事なことなのでもう一回言いますね。

 

たくさん視聴してもらえればその分動画の更新ペースも上がっていきます。

 

はじめは専業Youtuber(すごい言葉だな)に比べると更新速度は遅いですが、、、週に一度くらいは更新していければ、と考えてます。

 

暗いニュースばかりのこんな世の中ですが、みなさまお付き合いください。

 

 

プライドはないの?

ありません。へけっ!

 

まとめ

今回の記事では藁科組について調べてみました! いかがでしたか?

今後も彼らの活動から目が離せませんね!

 

それでは、ここまで読んでいただきありがとうございました!

3月7日(土)「ケテルからマルクトヘ」アーティスト紹介 in 尼崎tora

今回は2020年3月7日(土)、「ケテルからマルクトへ」に出演してくれるアーティスト「Chameleon」「湾岸ジプシーズ」「NUTO」について一同語ってます。

ご覧ください。そして企画に遊びに来てください。

 
藁科「まず湾岸ジプシーズなんですが」
 
走り屋みたいな人たち?

三木湾岸だけやろその要素
 
藁科「おれが神戸VARIT.におった時に*1ええっと、どんなきっかけやったっけ、とにかくVARIT.を訪ねてくれて、、、あ、いや、うそうそ。Fireloop*2やったわ」
 
ケント大丈夫っすか?
 
藁科「もともとFireloopで、ホシヲさん*3が企画してたピンスペシャルってイベントがありまして。一人二曲勝負で、弾き語りで対決するっていうのがあって。それで、ある日神戸からの使者ってことで出てくれへん? って感じでおれ、誘われて。で〜、その日も二十人くらいおったかな、唄った時に」
 
「うん」
 
藁科「むっちゃいいですね、と。湾岸ジプシーズのヒロシくんが言うてくれて。で、彼はすごい嗅覚が鋭い男で。これはバンドやってる人間の弾き語りです、バンドを一度観たいです、って言うてくれて」
 
「LADYMAID*4時代?」
 
藁科「うん、そうそう。で、たしかまだ当時はヒロシくん、神戸に住んでたんちゃうかな。とにかく、むちゃくちゃVARIT.に遊びに来てくれるようになって。ヒロシくんはおれと違って(笑)ギターとかむちゃくちゃ上手で、かっこよくって。ほんでパウロ・コエーリョっていう作家の本を薦めてくれたり、すごく気が合ってさ。しかもそれが最近尼崎toraによく出てるわけですよ」
 
「あ、そうなん!」
 
藁科「せやねんせやねん。ほんで、toraって転換の時にtoraに出演してるバンドの曲よくかけてくれるやん。で、俺たちの『SANTAL33』をかけてくれてた時に、ヒロシくんが『はじめて聴いた曲やけど、藁科さんの曲やって分かった』って書いてくれてて。ただ、実は対バンしたことが一回もなくて。だから、念願ですよ今回。みんな気に入るんじゃないかな」
 
「楽しみやな!」
 
 
 
 
藁科「ほんで、そのままつなげるけど、湾岸ジプシーズはChameleonと絶対相性いいな、と思ってて。Chameleonっていうのは、あの〜」
 
「ああ、そうか。楽くんと、あの〜、あいつ」
 
藁科「ダイキな」
 
三木「昔は3ピースじゃなかったかな」
 
藁科「VARIT.組ですからね、彼らも。楽くんはむちゃ音楽好きでライブとかに顔出す子で。LADYMAIDのとき、来てくれててん。ほんで、いいですねえ、言うてくれてて。スガシカオに近いですって言われて。そっからおれ自信ついたな」
 
あごちゃうん?
 
藁科誰のあごが『Progress』やねん
 
 
藁科「ほんで、このバンドにダイキっていう男が加わって。ダイキってわかる? 去年のおれの誕生日企画の時におった」
 
ケント裸サスペンダーですよね。ほんでビール被ってましたね
 
「あいつ、別のライブでもばり酔っ払って変になっとって」
 
藁科「え」
 
「VARIT.最前列の手すりの、内側のところで、、、ワーッってなっとってん
 
三木「ふふふふ、あかんやん、わははは」
 
「ほんでボーカルの人に、お前ええ加減にしろ的な感じで怒られとった。あんなんもうVARIT.スタッフがなんとかせなあかんねん
 
ケント「最近スティーヴィー・レイ・ヴォーンみたいになってましたよね」
 
藁科「ん? 髪型?」
 
ケント「いや、すべてがスティーヴィー・レイ・ヴォーン
 
 
藁科「そんなことはないやろ!笑」
 
ケント「ハットに翼生えてましたもん」
 
藁科「あいつはね、ほんまビートニクが好きなんですよ。ケルアックとかさ、昔のピンナップから抜け出てきたみたいな。こないだもライブの時、すごかったもん。ミック・ジャガー憑依してるような動きで、おれそういう人間好きやからさ。こんな人間今後現れへんのちゃうかな」
 
ケント「振り切ってますよね」
 
藁科「自分で詩書いてVARIT.にそれを投函してたからな
 
三木「すごいな!!!笑」
 
藁科「ほんでおれ、基本的には街でしか会わへんのよ。ダイキとは。連絡先も知らへんかってんけど、いつもたまたま道で会ってて。で、会ったらワインボトルをあげたりしててん。安物の飲みかけのヤツ。でもむっちゃ喜んでくれるねん」
 
「がっくんもダイキくんも、フライデー・フラワーズの時に知り合ってて」
 
藁科「おお、そうか。ジョーさんとも仲良いもんな。まあ、ホンマにあのロックが最も偉大やったころに生きてたヒッピーがそのまま音楽やってる、みたいな。もしかするとJ popを聴いたことないんじゃないか、という。ほんとに羨ましいです」
 
廣内「うんうん」
 
 
 
 
●Chameleonは映像がまだありません。当日、ぜひ目撃してください!
 
 
 
 
 
藁科「で、今回は対決やと思ってて。そういうブルースをルーツに持つバンドと、俺たちとNUTOっていう構図が〜、あの、まあ、廣内くんはNUTO大好き芸人なので。みんな大好き芸人やけど」
 
「いつ知り合ったんやっけ?」
 
廣内「おととしの、九月の、クラッパーの、BLACKUROちゃんていう女の子の企画に出た時に」
 
藁科「おれが全部言いたいことを言ってくれている。さすが。その日に送ってくれたんよね、乾さんが、帰り道、車で」
 
廣内「自分は北区に住んでるねんけど」
 
藁科神戸のウイグル自治区な。おれも大石まで送ってもらって。そんないい人いますか? っていう」
 
廣内「そうなんですよ。初対面の俺たちに、乗ってき、乗ってき。って。感動しました」
 
藁科廣内くんがはじめて人と仲良くなった瞬間を見たな
 
「まあたしかにめずらしいよな」
 
藁科「乾さんの心の広さですよ。そのあともおれの家で乾さんとみんなで飲んだりしてさ」
 
ケント「おれが王様に入ってすぐの時ですね。対バンして、競艇行った二週間後くらいに、まさかのバードランド(ケントの働いているスタジオ)の常連やったっていう。で、一回飲んでるから距離がすっげえ縮まってて」
 
藁科「NUTOは、すごい共鳴する部分があるな。っていうかそれより、おれは乾さんには頭上がらへん。今まで乾さんが生きてきた中で、多分一番乾さんに迷惑かけた人間やから
 
ケントホンマそうやと思うっすよ
 
「なんでなん」
 
ケント「前に乾さんと一緒にやった弾き語りの時もひどかったっすもん藁科さん。エレベーターに三十分くらい、藁科さんが酒持ったまま座って、みんなで開けたら一言藁科さんがギャグを言う、っていう遊びやってたの覚えてません?
 
藁科「、、、そんなんやってた?」
 
ケント「ほんで藁科さん調子乗って終電逃して、乾さんに、送ってくれるやろ? みたいな感じで詰め寄ってて
 
廣内最低
 
一緒に飲んでいた奥谷*5「こないだも王様の企画の時、一緒に送ってもらって結局三人で藁科家で飲みましたね」
 
藁科「いや、もう大丈夫ですいいですいいです、、、やっぱお願いします。って言って車に乗り込んで、で、おれの家覚えてるっすか? って言って聞いたら、おぼえてるよ、もちろん! って言うてくれて
 
ケントもうホンマ最低っすこの人
 
藁科「いや、ほんなら一緒に乗ってた奥ちゃんが、あ、すんません、僕の家にも寄ってもらっていいですか? って
 
一同笑
 
藁科乾さんにみそぎをせなかん!
 
廣内「生き仏ですあの人は」
 
藁科「ほんでその日も、乾さんに上がる頭がないから、おれ、料理しますわ。言うて、スーパー寄ってもらって。で、その食材にかかるお金、全部藁科が払います、言うたんよ。送ってもらったし。それが意外に額が大きなって。そしたら乾さんが普通にお金出してくれて。いやいや、そんなんいいです、、、って、おれよう言わへんくて
 
言えよ!!!
 
藁科「ほんで、乾さんが、もう奥ちゃんは出さなくていいよって。俺たち二人で払うから。って。奥谷が出せばおれの分安くなるのに
 
ケントホンマに最低やこの人!!!
 
一緒に飲んでいた奥谷「そういうせめぎあいの末に、藁科さんが最後に一言、奥谷ええわ、もう俺たちが払うわ。って
 
 
 
 
 
 
 
 
そんなけ世話なっとってTwitterの告知でNUTO抜けてんのホンマにあかんで
 
藁科「いや、すいません本当に、、、」
 
一緒に飲んでいた奥谷「メンバーもすごいいい人しかいないんですよね、NUTOは」
 
廣内「ベースのサムさん、上手やで。むっちゃかっこいい」
 
藁科「おれ前電子音楽際に遊びに行った時に、イズミくんがすごい良い絵描いてて。一方的に絵の話むっちゃしたもん。全然分からんくせに。いや〜だからこれは印象派の〜、とかさ
 
ケント嫌なやつやなあ!!!
 
藁科「笑 NUTO、人柄はもちろんなんですけど、やっぱり音楽がよくて」
 
一緒に飲んでいた奥谷「前回ライブ見に行ったんですけど、めっちゃかっこよくって」
 
廣内「あ、おれも行った! すごいよかった」
 
藁科「さすが、NUTOといえば廣内くんやから。廣内くんほどNUTO好きな人おらんで。王様よりNUTO入った方がいいんちゃうかな、、、
 
一同笑
 
一緒に飲んでいた奥谷「バードランドが再オープンした時のことおぼえてます? みんなで飲み過ぎて、バードの酒全部なくなった時に乾さんが遊びに来て、買い出し行くなら車出すで、って行ってくれて。でもそん時藁科さんベロンベロンで、ワインを飲みながら車に乗り込んで、おう、おれはパンクロッカーじゃあ、みたいなこと言うてて
 
藁科おれホンマにこんなん? いつもこんなん?
 
廣内「こんなんこんなん」
 
藁科「ごめんなさいバンド、ごめんなさいみんな、、、」
 
廣内あ、ここ採用しま〜す
 
藁科「NUTOに関しては正直、あと五時間くらい話せますね。とにかく、一緒に関西のシーンを今後もずっと作っていきたいと思ってます。あとは当日、いかに迷惑をかけずに過ごすかだけがテーマですね。すいません、、、よろしくお願いします!」
 
 
 

*1:藁科は神戸VARIT.でブッキングを担当していた

*2:寺田町にある、最高に音のいいライブハウス。いやほんと、大好きなところです

*3:新世界ホシヲ、JUNIOR BREATHのボーカル。大阪昭和町集いBARノーユーノーミーの店長。かつて大変お世話になりました

*4:七つの海を渡り歩いた藁科が以前やっていたバンド。良いバンドでした

*5:Kohei Okutani。イケメンポケモン。王様を知ってる人ならほとんど知ってるような、、、

1月11日(土)「ケテルからマルクトへ」アーティスト紹介 in 尼崎tora

えー、というわけで来年、2020年、我々僕が王様だったころは1月から隔月で3月、5月、7月、9月、そして最後の11月と自主企画をやるわけなんですけども。せっかく企画をするなら、やっぱり他のバンドのことも知ってほしい。で、最初は出演者全員の音源を集めてトレイラーを作ろうかな、と思ってたんですが、それNUTO*1の完全パクりなんで、ちょっと違うアイデアがいいなあ、と。で、考えた結果、バンドメンバーで出演バンドについてしゃべり倒そうじゃないか、忘年会のついでに。といった感じで今回、2020年1月11日(土)、「ケテルからマルクトへ」に出演してくれるアーティスト「フライデーフラワーズ」「山口穂乃佳バンド」「The CourtYard」について一同語ってます。

ご覧ください。そして企画に遊びに来てください。

 

⚫︎

 

藁科「じゃ、まずはフライデーフラワーズから話しますか」
 
「フライデーフラワーズな」
 
藁科「縁あるバンドやからね。辻君がもともとベースを弾いてて、ね?」
 
「そうです」
 
藁科「そもそもJOEさん(フライデーフラワーズのvo, gt)とはどういう出会いやったん?」
 
「JOEさんとは大学時代の軽音サークル同士の交流みたいなところで出会って、大学卒業後にお互いオリジナルバンド始めて」
 
藁科「辻君はVanilla Children *2?」
 
「そうそう」
 
藁科「JOEさんはなんやっけ。アナル玄蕃*3?」
 
ケント「TOILETSっていうハードコアバンドじゃなかったでしたっけ?」
 
「いや、あのー、アメリカ人のボーカルがおった」
 
藁科「ああ!!! なんやったっけあれ」
 
「だから、もう十年来の仲やな。あのー、俺はフライデーフラワーズがどう思っとるか知らんけど、フライデーフラワーズはレゲエとジャパニーズ・フォークの融合というか」
 
藁科「ああ、なるほどね」
 
「それが上手いこといった、メロウで、ワンドロップで、レゲエのリズムで、っていう。フィッシュマンズを尊敬しつつも、ほら、フィッシュマンズってフォークって匂いせんくない?」
 
藁科「いや、元々初期のフィッシュマンズ、佐藤君のスタート地点っていうのは忌野清志郎っていうところがあるから。そこから(フィッシュマンズが)フォークの匂いを消すってところは意識してたんじゃないかな」
 
「君づけやん。偉い人、君づけやん」
 
藁科「ああ、佐藤君?」
 
「マジで? 俺もイチローのことイチロー君って呼んでもいい?
 
一同笑
 
藁科「ちゃうねん。みんな佐藤君のことは佐藤君って呼ぶねん。それがあだ名やねん」
 
「有名人って君づけとかさんづけで呼んだ方が近なるところあると思うねん、だから俺、松本人志のこと、いつか松本さんって呼びたいと思ってるから
 
三木今まだできてないんや!笑
 
「できひん! 今俺松本さんって呼んだらヤバいやろ?」
 
藁科ヤバくないやろ
 
「知り合いやんって思われるやん! 俺なんかやっぱまだ''松ちゃん''やんか
 
 
一同笑、五分ほど脱線
 
 
藁科「フライデーフラワーズはみんな、縁が深いよね。廣内君も、ねえ」
 
「廣内もともとやってたんやっけ?」
 
廣内サポートしてたよ
 
藁科もうちょっと声張ってな。マイクに入らへんから
 
「そうや、廣内がもともとやっとって、ほんで抜けるってなんて、俺、JOEさんにHAT神戸の海辺に呼び出されて
 
一同笑
 
「フライデーフラワーズは、俺、面白かったよ。もともと俺ベーシストやから。レゲエっていうのはやっぱりベースの重要性が強いバンドやから」
 
藁科「今はね、Louie Louieのケンさんが、めちゃくちゃいいベース弾きはるから。あの人自分のバンド(The Dead Vikings)でもかっこいいギター弾いてて。なんでもできるから、あの人は」
 
「ツヨシ君ていうドラムの人もすごい面白いよ。いろんなバンドでドラム叩いてきてて」
 
廣内「ツヨシ君いいドラム。人も好き」
 
「で、いろいろあって、今は3ピースになったわけ。で、俺こないだ弾き語りでフライデーフラワーズに呼ばれて、ケンさんはLouie Louie、Louie Louieっていうバーガー屋さんで店長やってて
 
藁科めっちゃ宣伝するやん
 
めっちゃバーガー美味いからホンマにもう
 
藁科「いやそれはそうやけど」
 

louielouieburger.com

 

〜CMです。美味しいハンバーガー屋さんLouie Louieは花隈駅からすぐ。〜

 

「で、三人のライブ見たけど、良かった。あれはもう、、、和製Policeです! 三人になって良かったんじゃないかと。次、楽しみです」
 
 
 
 ⚫︎
 
 
藁科「じゃあ次は山口穂乃佳バンドってことで。あんまみんな知らんかな?」
 
「俺知ってるよ山口穂乃佳」
 
藁科「え、面識ある?」
 
「いや、いい歌唄うなあ、って」
 
ケント「俺は十代白書が初対面です」
 
藁科「ああ、Lotus leaf*4で、ってこと? 出身地が一緒やもんな。岡山か」
 
ケント「や、出身地は違うっすよ」
 
藁科そやねん
 
三木なんやねん
 
ケント「俺が岡山から関西に来て、向こうが明石から岡山の大学に行ったっていう」
 
藁科「賢いからな、あいつ」
 
「じゃあこっちの人なんや」
 
ケント「そう、もともとこっちの人で。でも岡山、っていう共通事項があったから親近感が湧いて。ほんで、一回バックバンドをやったことがある」
 
藁科「そうそう、やってたな」
 
三木「岡山つながり、ってことで?」
 
「らしくないやん。何者にも屈しないケントが
 
ケント「いや、だから、当時の俺は、二年前くらいすかね? 誰よりもデカい音を出すのがロックや、っていう思想やったんですよ。今もあんま変わってないですけど」
 
「Blue Cheer*5の流れやん」
 
ケントまた脱線するんで一回ほっときましょ。で、爆音のバンドやってて、で、いざ、弾き語りのバックを弾くってなったら、っていう挑戦やったんですけど、いっこも上手くできず、恥ずかしいなってなって、終わったっていう」
 
「で、今度は藁ちゃんがベースを弾いてる、と」
 
藁科「そう」
 
「あの、藁キックで有名な藁ちゃん」
 
藁科それPJJのアツシにむっちゃ言われたわ。ウチのサークルでも真似してましたって。あれバカにしてるねん」
 
ケント藁キック?
 
「藁キック知らんの? ステージ上でばりキックするねん」
 
廣内「はじめて見た時、VARIT.の忘年会のライブで、藁科さんとも面識ない時、上半身裸で藁キックしてた」
 
「藁キックええねん。あんま足上がってへんねんな
 
ケント足せっかく長いのに。あははは!
 
 
一同笑、五分ほど脱線
 
 
「どうなの? 久しぶりのベースは」
 
藁科「あのー、はじめて指弾きってものを、、、」
 
「できてるん?」
 
藁科「毎日練習してるから、、、そのー、はじめてベースに対して真摯に向き合っております。あのー、もっとやりたかったなってあのままやったら後悔してたと思うので、、、って鼻からの(タバコの)煙すごいな! UFOの湯切りしてんのかお前?
 
「鼻から出すよな」
 
ケントそれはXXXXXXXXXXXXXっすよ(放送禁止用語)
 
一同笑
 
廣内完全に踊るヒット賞やな
 
「廣内の踊るヒット賞出ました」
 
藁科「まあ、なので。話を戻すと、あんまりベースを上手く弾くってことに執着なくて。それより、人が思いつかないフレーズを考えるとか、そういうアイデアこそが俺や、って思ってたんやけど」
 
「前衛ベーシストやな」
 
藁科「単純に、このバンドではある程度上手さが求められてくるっていうか」
 
楽しみやわあ〜
 
三木「楽しみやな!笑」
 
藁科「ギターがThe Pacの西川で、ドラムが宵待で叩いてるユウダイ、合わせたことないドラマーと合わせるのは面白いな」
 
エラそうにしてるんやろ?
 
ケントそりゃもちろん。ねえ?
 
藁科「いつも、俺だけやわ、この中でロックしてるんは。って思ってるよ
 
うわ〜〜〜、痛〜〜〜〜〜!!!
 
三木次呼ばれへんヤツやん
 
廣内「あと鍵盤の女の子」
 
「鍵盤?」
 
藁科「そう、たまちゃんって子とね。そういう感じで。まあとにかくほのちゃんはむっちゃいい歌詞書くので。俺も影響受けてるしね」
 
「俺がVARIT.在籍中に、ああいう歌詞書ける人おらんな、ってぼそっと言ったら、それをWAXさん(VARIT.当時の店長)が、「お前はそういうことをもっと言った方がいい」って言われて。でも俺は言われへん
 
???
 
ケント俺は彼女にブライアン・イーノを教えたっすよ
 
「それが尾を引いて、あの〜、成長を遅めてる
 
ケント嘘でしょ!?
 
 
 
 ⚫︎
 
 
藁科「最後はThe CourtYard。VARIT.で」
 
廣内「対バンしてますね」
 
藁科「あの〜、彼らは一番最後の藁科組*6っていうか」
 
「そうなん?」
 
藁科「三人フロントで、三人とも唄うねん。ビートルズ好きで」
 
「いいじゃなあ〜い、いいじゃなあ〜い」
 
藁科「サイケデリック好きで」
 
「いいじゃなあ〜い、いいじゃなあ〜い」
 
藁科「ビートルズもね、後期の感じの」
 
いいじゃなあ〜い!
 
三木「わははははは!」
 
 
このあとビートルズから、芸術とはなにか? という話になってしまい五分ほど脱線。
 
 
藁科「ごめん全然話変わってるから!」
 
大人たち全員死ね! 俺おとんがandimori好きで」
 
藁科「話全然ちゃうやん。っていうかおとん、andimori好きなんや
 
「お前もあんなんやったらええやん、って言われたわ」
 
藁科なんなんその話
 
 
さらに酔いも回り、話はおそろしく脱線。
 
 
藁科「まあようするに、サイケデリックというものを、正しく継承しようと試みてるバンドですわ」
 
「俺もサイケ好きやからな」
 
藁科「まあ、辻君相手はちょっと大変かもしれへんけど、、、見てて、ああ、音楽好きなんやなあ、ってのが分かるバンド」
 
「最高。それが一番最高」
 
藁科「めちゃくちゃ音楽の話をよく俺としたりとか、自分のライブの音源を送ってきてくれたりするねん。こいつらはまず、プレイヤー云々以前に、リスナーとして音楽が好きなんやなってヤツらやねん」
 
「素晴らしい。若い?」
 
藁科「若い若い、むっちゃ若い」
 
嫌やなあ、オッサン扱いされるん
 
藁科「あの時の、昔のVARIT.におったらおもろいな。ってバンドやね。裸になったり、酒飲んだり、暴れたりするから。笑 そのへん、やっぱり面白い」
 
廣内「楽しみですね」
 
 
藁科「はい。まあ、こういうラインナップで今回はお届けできればいいかな、と。こんなところですかね。1月11日、土曜日、尼崎tora。よろしくお願いします!」
 
「、、、撮れ高ある?
 
藁科撮れ高しかないよ
 
 
一同笑、そのまま泥酔へ、、、。
 
 
 ⚫︎
 
 
と、まあこんな感じで! 自分たちが今まで活動してきた二年間で関わってきた、カッコいいなあ、と思ってきたバンドばかりを呼んで企画するのでよろしくです。1月11日(土)は尼崎toraで! 
お待ちしてます。取り置きの連絡はwarasheena@gmail.comまで。
 
 

*1:仲良くさせてもらっている、メンバー一同大好きなバンド

*2:神戸ローカルで一瞬だけ活動した、ジャパニーズ・プログレの徒花。脅威的な楽曲クオリティで主にミュージシャンたちから熱狂的な支持を受けるも解散

*3:おそらく神戸である程度の年齢なら知らない人はいないパンクバンド。246の自販機にステッカーが貼ってあった

*4:ケントがギターを弾いていた、惜しくも評価される前に消えてしまった、轟音激情ロックバンド。ナリトモ、元気にしてるか?

*5:アメリカ出身、1960年代のヘヴィ・サイケ・バンド

*6:神戸VARIT.で藁科がブッキングしている時に仲良くなった連中で構成された、夏は海に行き時々酒を飲むことを目的とした集い

瀬門春壱の「週報」6/8〜6/14

オールデイ・オールナイ働き倒してたどり着いたロックンロール・サーキット・イベントは朝から。どうにかシャワーだけは浴びてこられてラッキー、深夜二時くらいまで働き打ち上げの途中で離脱。
ザ・シックスブリッツのライブが凄まじく良く、「Too街PAIN」という曲で不覚にも落涙してしまう。例えばディラン、ニール・ヤング、あるいはルー・リード。そういう人たちが会得した音楽の魔法を確かに西島さんはこの日操っていた。
「音楽で世界が変わると思っている」と正々堂々と言い放つその様が凄まじい。そうだ、そうだよ。誰かが音楽のことを信じてやらないと。馬鹿みたいじゃないか、こんな世の中。息苦しいじゃないか。
 
 
西島さんは打ち上げでも誰よりも酒を飲み、ロックDJで踊る(そして流れる全ての音楽を知っている)。なんてかっこいい大人なんだろう!
 
酒を酌み交わし、音楽や哲学の話をしていると、「もっとシンプルな言葉で!」と言われて俺は思わずへへへ、と笑ってしまった。
 
 
 
 
二日酔いがようやく抜けた夕方に、コーヒーを飲みながらEric Kazを聴いていると、ふと自分の人生にはまだ想像もつかないようなとんでもなく美しいこと・素晴らしいことがたくさん起こるのだ、という予感が確信として俺に訪れた。霊的直感。キヨシローが唄っていた、「わかってもらえるさ」、いつかきっとわかってもらえる。僕らなにも間違ってない。もうすぐなんだ。
 
というわけで、「気の合う友達」であるダイキ率いるPaper Peopleのライブを観に行こうとしていたところ、辻君から飲みに誘われたので街に出で合流する。「(飲むのは)機材取りに来たついでやねぇん」と、尼崎在住の彼はわざわざ言わないでもいいことを言うが、まあ実際俺もライブ前に一人でどこか飲みに行こうかと考えていたところだ。冠位十二階の紫色くらい偉い貴族の俺たちが行く場所は当然「鳥貴族」と決まっている。
ビールを頼み、まあ飽きもせずロックの話をする。黒人のブルースと白人のロックンロール、リズムの解釈の違い(このあたり菊地成孔著『東京大学のアルバート・アイラー』のエルヴィスのくだりを読むとむちゃくちゃ面白いのでぜひ)、ブリティッシュとアメリカン、「ザ・バンドはディランのバックバンドやったから過小評価されてるねんなぁ」と辻君がまだ穏やかなうちは良かったが、しまいには「ロックンロールっていうのは結局形式にハマってるわけで、そこから逸脱するっていうのが『ロック』やねん。だからハード・ロックなんかせっかく逸脱したその形式にもう一度戻っていくのがやっぱりオモロないねんなぁ。まあ、俺が一番ロックやねん」などと言い始める始末。ロック一番の座を辻君に譲って店を出て、ライブハウスに向かう。
 
ライブハウスの中には悪そうな人・人・人。あら、こんなにお客さん来てるんか。というのが正直な感想。実はこの日のライブに自分のバンドも呼んでもらってたのだが諸事情で出られず。しかしどこを見ても悪そうな連中しかいなくて、苦笑しつつ酒を飲む。
ようやく陶然となってきたところでPaper Peopleのライブが始まる。この日のライブはむちゃくちゃ良かった。辻君はPaper Peopleが最後の出番だと勝手に思い込み(実際にはあと2バンドいた)、アンコールの拍手をしていた。
 
結局そのアンコールの拍手が周囲の飲んだくれ共に伝播、Paper Peopleはもう1曲やっていた。
 
 
ライブが終わったあとで、辻君が「ライブってこんな楽しいねんなぁ。俺、あんま観に行かんから。インディーズ・バンドもっと観に行こうの会しよやぁ」と今更訳の分からないことをダイキに言っていた。
 
「俺、一つ怒ってることがあるんですけど、いいですか」とダイキが俺に言う。
「ん、なに?」
「歌メロを作る時にね、ほら、あの、(そう言って彼は俺の歌を口ずさんで)ね、ここのメロディが絶対出てきてしまうんですよ」
そう言って笑うダイキは写真の中のロック・スターそのものだった。
 
ライブを終えて上機嫌の辻君と、街の駅前の「鶴亀八番」に飲みに行き、愛について話して別れる。
 
 
 
 
この歳になるといろんなことがあって、人の誕生日を祝うこともある(もちろん祝わないことだってある)。
そういう誰かの記念日には、やはり自分自身の来し方も含めていろんなことを振り返ってみようとするのだが、しかし過ぎた歳月を思ってみても、そこに含まれているはずのたくさんの人々はその中にはいない。
結局のところ、記憶とは自分で作り上げた風景であり、空間とは違い、誰とも共有することができないものだ。
つまりそれは事実ではない。そこにはもう自分自身しかいない。
だからいくらでも嘘をつくことができる。見立てることができる。自分だけの王国の中で、絶対にありえないはずの、誰もがみんな幸せだった瞬間が存在している。
それでいいのだ。
 
 
 
 
甲東園「バードランド」で朝から練習。新しい曲のビートが決まらず、かつて書き上げた曲を少し詰める。そのまま歌詞も書き換えてしまう。
 
「The Bell(鐘は三度鳴る)」
 
愛なんていらない そう言ってきた
それなのに二人は出会ってしまった
 
祝福の鐘が鳴って物語が始まれば
眠れない夜に花が開いて
 
そして幸せは続くと思っていた
だけど悪い星がヴェールを引き裂く
 
運命の鐘が鳴って物語が変われば
眠れない夜に罠が開いて
 
審判の鐘が鳴って物語が終われば
眠れない夜に穴が開いて
 
 
 
 
仕事終わり、社長、スタッフと飲みに行く。もちろん冠位十二階の紫色くらい偉い貴族の俺たちが行く場所は当然「鳥貴族」と決まっている。
各々の音楽のルーツの話などする。というかまあ俺が一方的に喋り倒す。いつものことだ。失礼!
 
 
 
 
酒響き、書き物と学習進まず。なんとか仕事をこなし、帰宅して掃除炊事洗濯をこなす。休みの日はいつも片付けで潰れてしまうが、片付けることによって自身の心も落ち着くので良し。
めずらしく同居人と休みが合致したので、馴染みの人がやっているという近所の居酒屋へ飲みに行く。馬鹿みたいにでかいたこぶつと赤ウインナーをアテにビールを二杯。
 
f:id:haruichi_semon:20190614181322j:image
 
壁に貼ってあるサインなどを見渡していると、棚のところになにやら文字が書かれた紙が貼ってある。
 
f:id:haruichi_semon:20190614181343j:image
 
 
人酒をのみ
酒酒をのみ
酒人をのむ
 
なんとすごい言葉だろうか。人という器に酒が注がれていき、やがてそれが満たされると(例えばコーヒーが入っている状態のコーヒーカップのことを単にコーヒーと呼称するように)酒が酒を飲み、しまいにはその酒に人の部分が飲まれる。深淵を見つめるとき、などと大仰なことを言っているニーチェが馬鹿みたいではないか。そんな難しいことを言っているからツァラトゥストラの声に愚かな民衆は耳を傾けようとしないのだ。
しかしこの言葉は凄まじい。例えばこれをこう書き換えることもできるわけだ。
 
人歌を唄い
歌歌を唄い
歌人を唄う
 
なるほど、と思う。「人歌を唄い」では、主格は人にあり、歌はあくまでも唄われるものであり、唄うという動詞の対象としての目的語だが、やがて歌が人の中に入り込んでいき、その歌が歌を唄う状態になる。
そしてしまいには歌に自分が唄われるのだ。この感覚はとてもよく分かる。
この言葉に出会えただけでもこの店に来た甲斐があったというものだ。
 
 
そして、帰ってきてまた家で飲む。なんだか今週はずっと飲んでるぞ、おい。腕によりをかけて料理を作る。この日のあんかけレタスチャーハンは本当に神がかっていた。
気づけば同居人は酒を手にしたまま酔いつぶれていたが、俺は流れてくるジッタリン・ジンの音楽に確かな青春の痛みというものを感じていた。

祝サブスク解禁! Syrup16g全アルバムレビュー②『delayed』『HELL-SEE』

祝サブスク解禁、Syrup16g全アルバムレビュー、前回の記事はこちら。
 
 

www.haruichisemon.com

 

 

 

 

 
『delayed』
 
 2002年9月25日発売の3rdアルバム。
五十嵐という男はものすごく多作で、五十嵐が書きためていた・あるいは過去にデモとしてリリースしていた音源を寄せ集めた、名前の通り「遅れてきた」楽曲ばかりが収録されています。
 
「センチメンタルな恋はどうしようもなく破綻してくもんで」と唄われる「センチメンタル」、オリエンタルなリフと「左手あげて横断歩道渡っているの誰」という歌詞がそこはかとなく不気味な「Everything is wonderful」、脱退したベース佐藤に捧げられたというミスチルでいう「Tomorrow never knows」的立ち位置(Bankbandにもカバーされてましたね)にして一般的に大名曲として認知されている「Reborn」、BUMP藤原がコーラスで参加している「水色の風」、「君はひとりぼっちでいつでも空とばかり話してた」と、のちの「吐く血」などにも見られる病に罹患した対象を見つめる描写の萌芽が見られる「Anything for today」、「夢を見せて 土曜日の午後に」と『COPY』の「土曜日」のイメージを強化する歌詞が冒頭に現れる、個人的にこのアルバムで一番好きな「サイケデリック後遺症」、1番最初に作られたデモテープの2曲目にも収録されているこれもメロディが美しい、そして五十嵐らしいネガティブな歌詞が炸裂する「キミのかほり」(まさにデモテープの1曲目に収録された「翌日」と「キミのかほり」の二面性、落差こそが五十嵐という男を象徴しているように思います)、「落ちない飛行機で君の街まで飛んで行けたなら」という歌詞が凄まじい「Are you horrow?」、ライブでの定番曲、「アブノーマルなことして吐き気もよおしてたりして 人間嫌いなフリして 本当に嫌いだったりして」と五十嵐の二面性が露わになるハードでダークな「落堕」が終わると最終曲(正確には一番最後に弾き語りバージョンの「Reborn」がボーナストラックとして収録されているのですが)、最後のデモテープ『Syrup16g03』の2曲目に収録されていた「愛と理非道」でこのアルバムは幕を閉じます。
 
愛と理非道
双方 日常と非日常に依存し
腐敗していく

 

「リビドー 愛 嘘 刹那」と唄われた『COPY』収録「(I can’t)change the world」に通じる歌詞が見受けられます。
で。
 
これは完全に個人的な話なのですが、昔ある人がこの曲の「希望は誰かの手だ 俺は持っていない」という歌詞を取り上げて、「希望は誰かの手にある、という意味で取るのが普通だろうけど、もしかするとこれは『誰かの手そのものが希望』なのではないだろうか」と言っていました。
その時は、まあ解釈っていうのは人それぞれで面白いからいいよね、と思いつつも、しかしやはりその意味合いではここは絶対に取らないだろう、と思っていました。
 
しかし、前回のレビューを書いている時に気づいたのですが、前アルバム『coup d’ Etat』の同じく最終曲「汚れたいだけ」で、「探してみたってもう 見つけられるのは自分の手」と五十嵐が唄っていることに気づきました。
この発見により、もしかすると五十嵐はやはり「誰かの手そのものが希望」だというニュアンスを込めて、「汚れたいだけ」と対応させるためにこの楽曲をここに意図して配置した可能性があります。
このことに気づいただけでも今回のレビューに価値がある、というくらい大きな発見でした。
 
さて、今回のレビューはここまで一気に駆け足で来ましたが、楽曲の質は佳曲揃いながらやはり過去楽曲の寄せ集め、ということで、けだるいムードは一貫しているものの、コンセプトらしきものは特に見当たらず、解説するところはあまりありませんでした。強いて言うならば五十嵐が自分のトラウマとあらためて向き合ったのがこのアルバムです。
 
『COPY』『coup d’ Etat』と進んできた五十嵐のストーリーは次の『HELL SEE』に繋がります。
 
 
 
 
 
『HELL SEE』
 
 2003年3月19日発売。「健康的」と「地獄を見る」がかけられた15曲入り1500円のこのアルバム(五十嵐曰く「1曲100円でいいから聞いてくれ)」はローファイな音作りが特徴的で、このアルバムを推すファンも多いです。もちろんこのアルバムも大名盤。家に篭る、を省略したとされている「イエロウ」から始まります。
 
「早速矢のようにやる気が失せてくね」と出だしからいきなり嘯き、ネガティブな言葉遊びを駆使しつつ、それでもさりげなくサビで「死体のような未来を 呼吸しないうたを 蘇生するために なにをしようか」と、アルバムのコンセプトを提示してくれます。
こうして、引き篭った家の中から、「薬でいつも酒気帯び」で「寝てらんない」五十嵐の戦闘は始まります。
次曲「不眠症」。
 
この際だ このまま全てブチ撒けると
この間俺はまたでかい過ち犯したんだ
それはただ時が経ちゃ忘れてく問題だろうか
それはないな 今もまだ空っぽのまんまで生きてるよ
 
ここで、五十嵐が眠れなくなった原因、「イエロウ」することになった理由が述べられます。
汚れたいだけと願った男は望み通りに汚れ、そして汚れたことに対する自己嫌悪という葛藤の地獄に自身を再び突き落としたのです。
3曲目はタイトル曲「Hell-See」。適当なソングライターも煙草に火をつける」三人称的な視点から自身を捉え、「戦争は良くないなと隣のヤツが言う」「健康になりたいなと隣のヤツが言う」と、『coup d’ Etat』で多用された大現実と小現実の対比が行われます。
 
 
TVの中では込み入ったドラマで彼女はこう言った
話もしたくはないわ そこだけ俺も同意した
 
三人称的な視点に自身を仮託しているところから紐解けば、これこそ五十嵐が犯した「でかい過ち」であり、おそらく「君」ともう一度再会する、あるいは連絡を取るような機会があったのではないでしょうか。二回目の「話もしたくはないわ」の後にはこう唄われます。「それなら最初にそう言って」。
 
4曲目は言葉遊びのセンスが炸裂する、個人的に大好きな「末期症状」。
 
寂しさを振りまいて サービスし過ぎるのが余計だ 危ない
寂しさをフリーマーケット セールし過ぎるのが不快だ 危ない
 
今までずっとこの部分は五十嵐自身のことを唄っているのだと思っていたのですが、「セールし過ぎるのが不快だ」という表現からは誰かに対してこう感じているのだと読み取れます。その誰かとはやはり失った「君」のことである、とは穿ちすぎでしょうか(しかし「幽体離脱」や「汚れたいだけ」を聴いている限り、五十嵐のことをかなり振り回す女性であることが推測できます)。
「ちゃんとやんなきゃ素敵な未来がどこかに逃げちまうのかなあ」と唄ってはみるのですが、「死体のような未来」と冒頭で唄っているように、やはり最後には「はじめからねえだろう ねえよ」と絶唱されてこの曲は幕を閉じます。
 
5曲目は「ローラーメット」、タイトルは睡眠導入剤の「ロラメット」から。
TVで狂ったフリをするロックスターをコケにする、という歌詞もさることながら曲調も軽く、あまり繋がりはないように思えますが、「素敵な歌=ふざけた歌=あなたの歌」と同じ場所に配置されている歌詞が変わっていくところに五十嵐の皮肉を感じます。
そして次の曲「I’m 劣性」では「TVなんてバースト」と、あなたの歌を唄っていたロックスターをTVごと葬り去り、「世界の心臓を 鼓膜の振動で感じるだろ」(ロックスターよりも)劣性である自分自身が唄いはじめます。
ネガティブながら笑ってしまうような歌詞も増えてきます。「バイトの面接で君は暗いのかって 精一杯明るくしてるつもりですが」はSyrup16gファンみんなが好きな歌詞でしょう。
 
7曲目は一転、美しく明るく、それでいてどこか切ない曲調の「(This Is Not just)Song For Me」、自分に対する唄であり、今はそうではない。というタイトルの意味は歌詞を読めば理解できます。
「つま先で蹴飛ばして 石ころ転がして 昨日覚えたばかりの歌を口ずさんで 家に帰る」、石ころ転がして=ロックンロールですね、しかし「そんな魔法が今はなぜ手品みたいに思えるのだろうね」、昨日覚えたばかりの大好きなロックンロール・ソングという魔法でさえこの地獄には通用しません。
それでも 「あきれるくらい何度も 確かめるように何度も 昨日覚えたばかりの歌を口ずさんで」まるでロックンロールの魔法を取り戻そうとするかのようにして五十嵐は家に帰ります。泣ける。
 
そして五十嵐はロックンロールの魔法を借りて、でかい過ちを肯定しようとします。「月になって」。
 
気にしてないから 気にしてないなら
側にいるだけ そこにいるだけ
 
君がいないなら 僕もいないから
側にいるだけ ただの言い訳
 
子供じゃないから 言葉じゃないから
側にいるだけ 今はこれだけ
 
君に間違ったことはなく 道を誤ったこともなく
ありのままなにもない君を見失いそうな僕が泣く
 
構成もシンプルで、いわゆる必殺の曲ではないのかもしれませんが、とにかく曲が良い。
 
掴めそうで手を伸ばして
届かないね 永遠にねえ

 

しかし、やはり君に届くことはなく、五十嵐は自分自身で幻想を見破り、現実に戻っていき、君が月になったように、自身もついに人間であることすら放棄します。
ダークなコーラスとシンプルなリフから始まる大名曲「ex.人間」。
 
汗かいて人間です 必死こいて人間です
待ってる人がいて それだけでもう十分です
 
愛されたいだけ 汚れた人間です
卑怯もんと呼ばれて 特に差し支えないようです
 
道だって答えます 親切な人間です
でも遠くで人が死んでも気にしないです
 
と、タイトルとは裏腹に次々と人間であることが示されていきますが、それならば一体どうして「ex.」なのかと言えば、「少しなんか入れないと身体に障ると彼女は言った」という歌詞に答えがあります。身体に障る、というなんらかの病を示唆するこの彼女と、後の「吐く血」に出てくる「内科で診てもらえない病気の主(=彼女と知り合ってもう半年になる)」はおそらく同一人物であり、さらに、後の「シーツ」という楽曲タイトルから考察するに、なんらかの精神的疾患、欠落を抱えて五十嵐が入院したことこそが五十嵐に「ex.」と言わしめているのです。
 
さらに次のひたすらに暗く重たい「正常」の「絵本はもうおしまい 迷路はもう行き止まり 正常はもうおしまい 正常はもう行き止まり」という歌詞もまた、「ex.人間」という言葉の重さを強化します。
そして月(=ツキ)を掴み損なった五十嵐は「謝ってもいない 反省もしない全然 ずっとここで待っている 後悔もない 鑑賞もくだらない 君をここで待っている」(もったいない)と、象徴としての部屋(あるいは病室)で「つまんないから帰って」(Everseen)と来訪者を拒み、彼女を待ち続けることにします。
しかしそこにあるのはもちろん「Everseen」。『COPY』『coup d’ Etat』で提示された問題を何一つ解決できていないのだから当然です。
 
13曲目は先述した「シーツ」。「痛み堪えて 痛み殺した 次第にMy body’s end この部屋で待つ」と淡々と唄われる、個人的にかなり好きな曲で、
 
死にたいようで死ねない
生きたいなんて思えない
頭悪いな俺は
自意識過剰で

 

という心情の吐露がたまらなく自虐的で哀しくて好きです。
この楽曲でも部屋で待つことが唄われ、次の14曲目「吐く血」では、「内科で診てもらえない病気の主」である女性を自身の鏡像として五十嵐が見立てていることが「貴方は私と似ているね そう言って笑った」という歌詞からも容易に推察できます。
しかしそうすると、「血を吐きながらもどっかできっと生きてる」という歌詞に、業のような凄まじさを感じますね。
 
そして迎えた最終曲「パレード」では、
 
さようなら みなさま
ありがとう みなさま
パレードが終わったら
風に舞う十字架

 

と、五十嵐至上最も死に接近しながらも、
 
いつかはそんな日々が
訪れる気がしても
ひっそりとここで夢を見るさ

 

と、先ほどの「血を吐きながらもどっかできっと生きてる」という言葉に呼応するかのように、ギリギリのところで踏みとどまります。
それはなぜならば、
 
近くに来たらノックして
ココロのトビラをノッキン・ドア
たまに開かないと不信感?
君に会う為に待ってんだ

 

ということであり、こうして見事に『COPY』が起こした『coup d’ Etat』は失敗、五十嵐は「君」の呪縛から解き放たれずに『HELL SEE』、地獄を見るハメになります。
 
『HELL SEE』は、三たび自らが抱えている問題を解決し損ねたアルバムであり、まるで映画『バタフライ・エフェクト』のように様々なアプローチを試しながらも結局五十嵐は地獄から抜け出すことができません。
 
 
 
さて、次回は『パープルムカデ』『My Song』『Mouth to Mouse』、Syrup16g中期〜後期のレビューです。ここで五十嵐に大きな変化が訪れます。
 
ぜひこのレビューはアルバムを聴きながら読んで下さい。五十嵐の魂の葛藤、あるいは意識の流れがよく分かると思います。